
熊本はどれくらいぶりなんだろう。それこそかつてはFM中九州のイベントやらKKTの番組やら、ライブやらプロモーションやらでよく足を運んだ時期があった。いやはや、懐かしい。。。
16日お昼に到着。在日大韓熊本教会の金牧師が迎えに来てくれる。一旦熊本刑務所に明日の為の現地視察へ行く。電源等を確認してから昼食。黒亭という人気店へ。美味。
そのまま日本キリスト教団草葉町教会へ。入口の巨大な十字架におどろきつつ。機材等のコンサート準備。直前まで人が集まってこずビビる(笑)。でも開けてみると大勢の方々が来て下さった。南国タイム感覚なのかなぁと思いつつも「皆さん仕事終わりで駆けつけてきてますから」なるほどそうか。嬉しい限り。
今回の段取りの仲介役をしてくれた山口県の村田牧師(「そして僕は今日も歌おう」の牧師三連発に出てくる先生)もわざわざかけつけてくれたり、この春に福岡に赴任してきた新堀牧師(これまた前著に出てくるサンシンがお上手なセンセ)もわざわざ来てくれたりと、他にも恐縮しちゃう出会いがたくさん。最後には紙飛行機の乱舞もあって盛り上がれた。感謝。その日の夜は熊本出身の「今P」から進められた「桜肉のしゃぶしゃぶ」を頂く。熊本でしか食べられないそうで、すんごく有難く頂いた。

翌朝は早く、8時に熊本刑務所入り。機材セッティングをしてリハーサル。10時からスタート。カトリック教会の方々や他の教会の方々のパフォーマンス後に僕の40分のミニコンサート。受刑者の皆さんが真摯に聴いてくれているのがすごく伝わってきた。歌によって色々な表情でレスをくれていた。かつて行ったことのある山口刑務所よりも少しピリピリした雰囲気があったけれど、、、でも、楽しそうに聴いてくれていてとても良かった。
「長い刑の人が多いんですよ」
教誨師をされている金牧師さんに教えてもらう。そういう中での教誨活動、ホントお疲れ様だと思う。大変なお仕事だ。
「すごく良かったです」
そう言ってくれる刑務官の方もいて、そこで働いている方も少し喜んで下さった、ということも嬉しかった。
気がつけば快晴。機材を積み込み配送業者まで。
「お昼御飯食べたいものありますか?」
う~ん、いつか行ったことのある桂花ラーメンの「本店」にもう一度いきたい。連れ立って行く。いや、東京にも桂花ラーメンはあるのだけれど、本店はメニューが多くて、その昔そこで食べた「中華丼」がスンごく美味しかった記憶・・・。なんと思い出通り中華丼があった。美味しいこと美味しいこと。ミニラーメンまでついてきて(写真)、ボリューム満点。記憶通りの美味しさに感動的舌鼓。
熊本空港まで送っていただく。
「最後の最後まで見送りされる主催者の方々って良くいるでしょう?あれ苦手でしょ?」
降車場で僕をおろしてサッと去って行かれた村田牧師。さすがです。大人。

ゆっくり時間があったので一人お茶をしながらちょいと整理。ここには書けないようなディープな人間模様を今回はたくさん知ることができて、大きな学びになった気がしている。
帰りの飛行機からは眺めがよくとても気持ちがよかった。四国、紀伊半島、名古屋、それぞれの思い出と重ねながら眺めてた。
さ、明日は日曜日。諸々の準備だ。ソソクサ。