先週はツアーのリハーサルの合間に「我を忘れて歌った」ステージが2回。
一つは教会系の大きなイベント。このあたりは日本キリスト教団西東京教区という地域にあたり(およそ100ほどの教会数)、その全体集会のような集まりでのパフォーマンス。いやね、僕の幼稚園の時の先生がいたり、一年前に試験を受けた時の試験管や面接官がいたり、師匠がいたり、親方がいたり、旧友がいたり・・・とにかく普段とは完璧に違うシチュエーションのど真ん中でグランドピアノ弾語り。我に返ったら100%歌えないので、とにかく必死に歌に集中して・・・ひぇ~。
もう一つは、知り合いが勤めている障がい者の為の福祉作業所でのステージ。そこで作業をしている人たちの自治会が一生懸命仕切ってくれた。写真はその時のステージに掲げてくれた自治会の看板。小一時間のイベントだったけれど大いに盛り上がった。その盛り上がりや楽しさっていうものを、あんなにも体全体で、その存在全体で、喜びとして表現してくれて・・・もう僕は胸が熱くてヤバかった。そんな個人の感情に気をとられると歌なんて歌えなくなってしまいそうで、これまた必死にパフォーマンスに集中した。この1年というもの、「ぎょうかい」から「きょうかい」までとにかく近年マレにみる程多くのステージを踏んできて、確かにどこかヤッツケ気味にスレそうな部分を否定できない自分がいたりするけれど、今回の経験でガツンとやられた。原点を思い出さされた。基本を考えさせられた。参った・・・。
デビュー20周年記念リリースとライブツアーの前に改めてそんな日があって本当によかったと思ってる。
さあ、今週もまた気張ろう。
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