2009年5月17日日曜日

22年前


日曜日は花小金井教会で礼拝のメッセージと午後のチャーチコンサート。沢山の方が足を運んで下さって、感謝!

 なんだかとっても懐かしかった…。今年で44歳になるけど、ちょうど22年前の22歳のころ、上京したての僕が最初に住んだのがこの花小金井。アルバイトしながら曲作りをし、とにかくデビューを夢見ていた頃。その地にこういう形で22年ぶりに「歌い」に戻ってくるなんて想像もしなかった。

「半年後に壊す予定だからそれまではタダで住んでていいよ」
遠い親戚の方がありがたくもそう言ってくれて住んだ部屋。もうすでに2年ほど人が住んでいなかったので畳は沈むし(笑)、なかなかスリリングな生活だった。窓のすきまから入り込む「黒い土」に驚き(西はあんなに土が黒くない)、お金ないので駅前のパン屋で山盛りのパンの耳を100円でよく買ってたこと、唯一の楽しみが仕事のない日の銭湯一番風呂だったこと、よく隣の小金井公園で一人走ったり散策したりしてたこと等、リアルに思い出した。あ、そういえば小金井公園で一人壁に向かいソフトボール投げをしてた(変!)時のボールが今もどこかにあるはず……、あったあった(写真)。オオ、こいつが当時の唯一の僕の友人だったのだ~(笑)。白黒テレビしかなかったので(あれ?あのテレビは拾ったのかな?もらったのかなぁ?あー忘れてしまった)、深夜見た映画「ゴダールのマリア」がカラー作品か白黒作品か分からなかったこととか、、、いかんいかん止めどなく記憶が蘇ってくる。

 見渡しても見渡しても 360°不安だらけだったあの日々。そういう日々があったからきっと今日があるんだろう。そして、そういうことに想いを馳せるために今回の機会があったんだろう。

 その四畳半一間の部屋があった場所にはきれいな建物がたっていておしゃれな美容院が鎮座していた。駅前もまるで様相が変わっていたし、なごりは周りの畑の黒土くらいかな。あの時間はもうどこかへいってしまったかのような気分だけれども、しっかりと「何か」を培ってくれたのだ。

 いろいろな思いが、頭と心をめぐった一日だった。・・・と言いつつ、こんな風に思ったことも、またいつの日か蘇って思い出すんだろうな、同じようにね・・・。人生はヘリコプターの羽根のように、同じことを繰り返してるようで上へ下へ右へ左へと進んでいるんでぃっ!(ねぎぼうずのあさたろう風に・・・笑)

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